小倉への出張とMSCS 2023

2023-03-17に掲載された.

本投稿は,小倉への出張と「第10回 制御部門マルチシンポジウム」(MSCS2023)の国内学会についてです.

小倉への出張(3月6日)

2023年3月6日,環境プロジェクトの会議で,家庭の二酸化炭素排出量ゼロを達成する能力を予測する機械学習の「クラスタリング」という技術について議論しました.

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グループ打ち合わせ.北九州市立大学のNitin Kumar Singh博士研究員による機械学習におけるクラスタリング技術に関するセミナーに耳を傾ける皆さん.


セミナーは,インド出身で現在北九州市立大学でポスドクとして就職しているNitin Kumar Singhさんによるものです.とても興味深いテーマでした.面談を通して,データから重要な特徴を抽出できることがすごいと思いました.この重要な特徴を利用することで,ある家庭が二酸化炭素排出量ゼロを達成するためにうまくいくかどうかを予測することができることです.

Nitinさんとともに、北九州市立大学の永原先生にもお会いし,同じく北九州市立大学の牛房先生にも再会しました.制御工学,機械学習,経済学の組み合わせは非常に興味深いテーマだと個人的に思います.また,Mengmouさんとスペイン出身で現在東京工業大学でポスドクとして就職しているDaniel Carnereroさんにも再会しました。

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グループ写真.下から上へ:(左側)牛房先生,Nitinさん,Mengmouさん,和佐さん,平田先生.(右側)永原先生,田中くん,Danielさん,Tam,畑中先生.


第10回 制御部門マルチシンポジウム(3月9日~3月11日)

MSCS2023は,京都の東にある大津市において開催されました.富山大学の発表者は,通過順に以下の通りでした.

平田先生(3月9日):「仮想的な価格信号を利用したエネルギー需要・供給ネットワークの分散協調運用」
Tam(3月9日): 「カーネルに基づく予測制御アロケーションの設計と推力ベクトル制御システムへの応用
寺崎くん(3月10日):「価格提示を利用した仮想発電所における階層分散型制御の実機実験に関する考察」
梶原くん(3月11日):「実需要データを利用した蓄電池シェアリングの効用推定に関する考察

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「仮想的な価格信号を利用したエネルギー需要・供給ネットワークの分散協調運用」について発表される平田先生.


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「カーネルに基づく予測制御アロケーションの設計と推力ベクトル制御システムへの応用」について,本セッション座長の下村先生された質疑を回答するTam.


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「価格提示を利用した仮想発電所における階層分散型制御の実機実験に関する考察」について発表する寺崎くん.


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「実需要データを利用した蓄電池シェアリングの効用推定に関する考察」について発表する梶原くん.
最新更新: 2023-03-17 (20:42:40)